【学び】「なぜ、あなたの仕事は終わらないのか」を読んだ感想など
今回読んだ本はこちらです。
著:中島聡 「なぜ、あなたの仕事は終わらないのか」
以下に読んだ学びをまとめたのでよかったらよんでください!
どんな本?
- 元 microsoft 勤めで windows95 の開発に携わった中島聡さんの体験をもとにどうやったら仕事を終わらせられるのかを説いた本
- ビル・ゲイツや中島さん自身の体験談が豊富
- 本書の中で提案されているのは「ロケットスタート時間術」
- 仕事は早く取り掛かり、8 割完成させる
- いつ終わるのか見積もりを実際に試してたてる
- 早めに全体像をつかむことで正確に見積もりをたてられる
- 不測の自体についても対処できる
- 仕事は達成しなければ意味がない
読んだ目的
読んだ目的は本のタイトルそのまま
- ① 仕事を早く終わらせる方法を知るため
最近、仕事でも私生活でもやりたいことがすごくあるんですけど、なかなか自分の思ったように結果を出せないでいます。
例えば、読書も今日これ読みたいなとか、コードを書いていてここはこう直したい、などと思うことがあるのですが、実際にやり終えるまでに時間がかかりすぎて、当初の予定とはかなりずれてしまうことがよくあります。
もうちょっと早く作業できれば計画どおりに終わるのではないか?
作業を効率化する、もしくは時間を有効に使う方法をはないか?
そう思ったのでこの本を読んでみました。
他にもこういった本はたくさんあったのですが、たまたま Netflix でビル・ゲイツの番組をみたので中島さんの本を購入しました。
学んだこと
- 余裕(スラック)を持つことが生産効率や精神的にも効果的
- 締め切りは絶対守るものと捉える
- 締め切りを確実に守れるような仕事の仕方をする必要がある
- 締め切り前に気合と徹夜で仕事をしようとしてはいけない
- 作業見積もりには誤差がある、もしくは不測の事態が起こる可能性があることを念頭におく
- 目の前の仕事にどれくらいかかるのかを知る必要がある
- どれくらい時間を要するかを知るには実際に手を動かす
- 締め切りの最初の 2 割の期間は全力投球で全体の 8 割完成を目指す
- これにより正確な見積もりが可能になる
- また余った期間に余裕をもって仕事にとりかかれる
- 1 日のタスクも仕事時間の最初の 2 割全力、残りは流す
- 眠くなったら仮眠
この本で紹介されている「ロケットスタート時間術」は早く仕事を終わらせるテクニックではなく、与えられた時間をどうやって使えばいいのかを教えてくれるものです。
そのためには、時間をどう使えばいいのか?
作業見積もりには誤差がある可能性があります。 特にやったことのない作業ならなおさらです。
これは私自身も働いていて痛感してます。
どれくらいかかるかはわからないので、上司がいわれるがままの期間でなんとしてでも終わらせようとしてました。
ロケットスタート術では仕事を正確に見積もり、期限内に仕事を終わらせるためにも、スタートダッシュをかけて仕事にとりかかるのが効果的だと述べられてます。
例えば、10 日でやってと言われたら、最初の 2 日で 8 割完成させるということです。
ただこの 2 日間はめちゃめちゃきついと思います。
しかも締め切りに余裕がある中で自分を追い込む必要があるので、相当な意志力が必要です。
また、本書では 2 日間全力で取り組んだとしても 8 割完成の見積もりが見えない場合は、見積もり期間として提示された期間の 2 割をくださいと進言しようと書かれています。
自分にあてはまったこと
- ギリギリまでやらない
- 見積もりをあいまいに行う
- 頼まれたらとりあえずおkしちゃう
- 評価恐怖症
自分は本の中で例に挙げられていた、真面目だけど締め切りギリギリになってしまう A くんに似ているなと思いました。
仕事の見積もりをあいまいにして、ギリギリになって間に合わなそうなら徹夜でもしてなんとかしようと思うタイプです。
あとは、「評価されるのが怖い」という評価恐怖症というのも当てはまりました。
資料のチェックなど上司にお願いする際は、自分のなかでほぼ完成だと思えるまで資料を作ってからでないとなんとなくみせに行けないです。
良かったところ
いろいろいいなと思う表現はたくさんあったのですが、ここでは特に良かったと思ったものを紹介します。
個人的には 6 章の「時間を制する者は、人生を制す」のところが感じるところが多かったです。
- すべての仕事は必ずやり直しになる
- 勉強のための勉強はするな
これまでの学びとの共通点
恒例のこれまで読んだ本との共通点をあげていきます。
共通点は 4 点です。
- マルチタスクは行わない
- 動作のハードルを下げる
- 気になったことはすぐメモする習慣
- 自分が本当は何をしたいのか、楽しいと思えるものなら集中できる
上 2 つはこれ系の本でほぼ確実にでてくるやつです。
4 つ目については著者の熱量をすごく感じました。
本書を読んでいて「ん?」となるのが著者の中島さんは朝 4 時に起きて 22 時まで仕事をしているようで、18 時間以上働いているのかという点です。
実際は、眠くなったら仮眠をとるし、午後は流しの時間で遊んでいるようなものだからと述べられていますが、それでもちょっと今の自分には無理かもしれないと思ってしまいました。
あとは、朝の 2 時間であったり、ロケットスタートの 2 割の期間を全力で集中しろと言われても難しいですよね?
中島さんは本書の中で以下のように述べています。
集中力を無理に引き出さなければいけない仕事をそもそもするな
P234仕事は頼まれなくても自分から喜んで残業するほど楽しい仕事かどうかで選ぶ
P237
たしかにやりたくない仕事ほど集中力は出ないです。
逆に好きなゲームやってるときって何時間でも徹夜できますよね。
実際、私はポケモンのゲームを発売日に購入して連続 20 時間くらいプレーして一日でクリアした記憶があります。
好きなことならそれくらい集中できるのは納得です。
感想
個人的に著者がプログラマだと共感できる部分が多くてよいです。 いろいろ試行錯誤して自分にあった方法を見つけたんだなというのを読んでて感じました。
時間術については言われてみると当たり前だけどできてないことが多いなと思いました。
宿題を後回しにしないほうがいいというのと同じで、仕事も先回りしてやったほうがいいのはわかってはいるんですけどねー。
時間的に余裕がありそうなときに自分を追い込むのはほんとに難しいです。
あとは期間の交渉を上司にするのもちょっと気が進まないです。 自分なら 2 割の期間で 2 割〜5 割でも終わってたら期間の延長は申し込まないでしょう。 こういう言いづらい意識やリスクの認識も変えていきたいところです。
また、本書の中でも述べられていますが、この時間術はある程度働き方の自由が認められてないと難しいなというのも思いました。
例えば、自分も眠くなったら仮眠すればいいと思ってます。実際、前日にしっかり睡眠をとっていても午後はどうしても眠くなったり、連続で働いてるとパフォーマンスが低下しているのを感じます。そんなときにちょっとの時間突っ伏して目を閉じるだけでもかなり頭がスッキリするので仮眠は効果的だと思ってます。 かといって眠くなったら職場で寝られるかというと、職場で寝るのはちょっと気まずいです。
あとは、他力本願みたいな感じになるんですが、上司がこういう考えだとすごくいいなと思いました。
2 割の期間で半分しか終わってないですってなったら締め切り伸ばそうと言ってくれたりするとやりやすそうですし、自分からも言いやすくなります。
仮眠についても同じですね。上司が仮眠とってないのに自分が仮眠は厳しいです。
最後に、やっぱり好きなことを仕事にできてる人は強いなと思いました。
結局、何かについてある程度できるようになる、すごい結果をだすには、ぜっっったい長い時間をかけて学んだり、手を動かしたりする必要があるんです。
この時間はおそらくあまり短くならないのではと思ってます。
だからこそ、長い時間集中できるモチベーション(好きなことに取り組むこと)が必要なのだろうと思います。
試したいこと
- どれくらいかかるかわからないときは見積もりのための時間をもらう
- 2 割の期間で 8 割完成まで持っていく
- 1 日の最初の 2 時間半で 1 日のメインの仕事の 8 割の仕事を終わらせる
- 早起き
- タスクリストを前日に作成
この 5 つは実践したいです。
早起きが一番難しそう。
あと、自分の能力で 8 割終わらせられるのかが心配。
仕事頼んできた人と難易度に関する認識がある程度一致していてほしいところ。
向こうが絶対 10 日あればできると主張している仕事を自分がやってみたら 10 日じゃ無理そうですは言いづらいだろうな。